●JR高尾駅
社寺風の素敵な北口駅舎は、1927年(昭和2年)に建てられました。
設計者は、当時の鉄道省建築課の技師の曽田甚蔵です。
JR高尾駅北口
この駅舎は大正天皇(1879-1926)の御大葬のときに柩を送り出すため、
新宿御苑内に造られた仮停車場を移築したものです。
構造は 木造平屋建て です。
JR高尾駅北口
高尾駅は、1901年(明治34年)8月に高尾山薬王院の玄関口として開業しました。
始め浅川駅と呼ばれていましたが、
1961年(昭和36年)に現駅名に改称されました。
八王子よりの甲州街道、多摩御陵入り口にあった皇室専用の東浅川駅は、
昭和37年に八王子市へ払い下げになり、
「陵南会館」として市民が利用していましたが、
平成2年10月の火災で焼失しました。
店舗・公衆トイレ
駅舎のデザインに合わせて店舗等も出来ていますが、
やはり赤や黄色が強いですね。
ドイツのフライブルクのマクドナルドは赤と黄色の看板ではなく、
茶色で町並みに溶け込んでいましたが、
そこはそこまでいかなかったようです。
少し残念ですね!
公衆トイレ
公衆トイレの方は、駅舎にマッチしています。
やまゆり庵看板
やまゆり庵という看板がついていました。
やまゆりは、八王子市の花として指定されています。
男性用トイレのマーク
女性用のトイレマーク
現在の高尾駅には南北への通路がないため、
駅利用者以外の人が南北両口を行き来するのには、
入場券を買ってJRの構内を通るか、
町田街道や初沢踏切を大きく迂回するしかありません。
そのため、両口をつなぐ自由通路の要望が多く、
現在、JR橋上駅舎と自由通路が検討されています。
この駅舎の保存についても、これから議論されることになるのでしょう。
JR高尾駅北口駅内
改札口を出ると、高尾山の天狗が安全祈願でお迎えです。
インフォメーション
高尾駅北口周辺のインフォメーション
インフォメーション
昭和の散歩みちインフォメーション
駅前北口を真っ直ぐに行くと、多摩森林科学園です。
遠方に森林科学園の緑が見えています。
敷島橋
交差点のすぐ先にあるこの敷島橋は、車道と人道が分離しています。
旧高尾街道は狭い道で新しい高尾街道が出来るまでは、
すごい交通量があり分離しないと大変危険でした。
分岐点
この信号を右折して、10分ほど歩くと多摩陵・武蔵野稜へ着きます。
道標
右 多摩御陵へ 左 高尾駅の道標があります。
御陵外柵
この左側の柵内は多摩陵・武蔵野陵です。
JR高尾駅からのこの道は、
この先で、南淺川ゆったりロードと旧甲州街道に出ます。
昭和の散歩みちとして美しく整備されています。
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