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●多摩森林科学園

JR高尾駅北口から信号を渡って真っ直ぐ坂を上っていくと、

徒歩10分ほどで独立行政法人・森林総合研究所多摩科学森林学園があります。

多摩森林科学園hspace=15

この町名は「廿里町」です。

「秩父まで十里、鎌倉まで十里」からの距離にあるという意味で

つけられたとのことです。

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「とどりまち」と読みます。


この場所は、400年以上も前、

小田原の北条一族が、武田軍勢を迎え撃った古戦場です。

江戸時代には、徳川幕府の直轄領となり、

伊豆・韮山の反射炉で有名な江川太郎左衛門が代官として納めていました。

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明治時代に、宮内省に編入され、

1921年(大正10年)帝室林野管理局林業試験場になり、


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現在は森林環境教育の場で、

動植物の多様性保全・生態系の役割解明の研究をすすめると

ともに都市近郊の自然を守っています。

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森の科学館では、森林についての、日頃の研究の成果を展示しています。

森林講座も開いて、森や動植物の生態系の勉強も出来ます。

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展示室には、森の働きや木材の利用まで、

見て、触れての体験が出来るようになっています。

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科学園の森は、日比谷公園の約3.5倍の56haあります。

高尾山に連なる山地の東端にあり、

標高183~287m、平均気温13.2℃、降水量1600mmで、

都心より少し寒く、雨が多い気候です。

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常緑広葉樹、暖温暖性の針葉樹、暖温帯常緑広葉樹林に属す天然林と、

大正時代に植えられたケヤキなどの植栽試験林があり、

今では自然林のようになっています。

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内外の樹木遺伝子を集めた樹木園とサクラ遺伝子の保存林があります。

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サクラ保存林は、各地の有名なサクラの遺伝子を保存しています。

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全国各地から集められたサクラ、約250種類、1700本が植えられています。

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サクラの咲く時期は種類によって異なり、

2月下旬から4月下旬にかけて順次身頃をむかえ、

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秋から冬にかけて咲くサクラもあります。

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